菊理姫命 健御名方命
鹿島郡中能登町川田辛3
菊理姫命は加賀国一宮白山比咩神社の御分霊にして仁治3年4月(1242年)此地に勧請し社地を御山と名付け、近郷白山社中最も景勝な地で修理固成化育すべての調和深い結合をはかる「ムスビの神」として。建御名方命は信濃国一宮諏訪神社の御霊にして勧請年月不詳で川田乙39番地に鎮座、大正5年(1916年)当社に合祀せられ、農耕上の水の守護神、ひいては生活の根源として中世以降は威烈ある神として信仰された。鎌倉時代の初期、近郷若宮八幡宮の勧請により、当社も鎌倉より帰依せられ、次で長氏の帰依ありて多くの寄進などありしが、天正の乱にあい、その後、慶長5年公領の一区となり土方氏の尊信篤く鄭重に祭事を執行せられ明治以降は当区によって祭事を斎行し現在に至れり。
岩﨑春美 (久志伊奈太伎比咩神社 宮司)
076-288-2463