伊邪那美命 大国主命 速秋津比古神 天満天神 少彦名命
かほく市瀬戸町上段78の2
当社の社伝及び神社明細帳によれば、往古より大海の庄、瀬戸ケ口に鎮座し、延喜式内瀬戸比古神社と云い、大海の庄12ケ村の総社として信仰され、歴朝、奉幣使が幣帛を奉って参詣されてきた、その氏子崇敬者も多く、又神田も広かった。戦国の天正12年(1584)社殿や宝物は、兵火にかかって悉く焼失したが、寛永年間(11624~)に、前田利家の命をうけて奥村永福がこれを再建、しばらくして万治2年(1659)には、天満天神と少彦名命を相殿にお祀りした。宝暦4年(1754)には、各村々は神社を建立し、氏神を勧請してお祀りしたが天満天神の祭日には、たくさんの参詣人で賑わったので世上では、天神社と流布されるほどであった。明治6年(1873)瀬戸比古神社を瀬戸菅原神社と改称した。明治40年(1907)10月5日、当社に白山社、大国社が合祀を届出されたが二社に於ては、祈年祭並びに秋祭は、その後も斎行されている。明治41年4月8日神饌幣帛供進社に指定された。
瀬戸 薫
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