神社では、1年を通じてたくさんの祭りが行われます。
とくに四季の節目に大きな祭りがあります。
それぞれの祭りは「年中行事」となり、生活の一部として
受け継ぎ守り伝えられています。
そして各地の神社では、豊かな実りを願い、日常の平安を願って、
年に1回個性的な例祭が行われています。
春
如月祭り重蔵神社
河井町の古当組(数え年で48、49歳)によって行われる珍しい祭りです。この祭りがいつから始まったたかは不明ですが、重蔵神社の文献によれば文明8年ころすでに行われていた神事であると思われます。その昔、この地方の草分時代、大国主命が国土平定のため巡国されたおりに、毎年、その地方の良民を苦しめ、田畑を荒らす悪者がいたので、これを退治したと伝えられています。
開催月日:3月1~7日 輪島市河井町
青柏祭大地主神社
5月3日~5月5日 大地主神社の春祭り。神饌を青いカシワの葉に盛ってそなえる儀式からこの名がある。この祭りの呼びものは日本一のデカ山。市内の鍛冶町・府中町・魚町から3台の曳山が奉納され、その豪壮な姿を競う。曳山は高さ12m、重さ20t、車輪直径2mという巨大なもの。
開催月日:5月3~5日 七尾市山王町
おかえり祭藤塚神社
5月第3土・日 美川町の裏鬼門にあたる本社より、表鬼門にあたる御旅所へ、神様が1泊2日の旅をされお還りになるお祭りです。青年団に担がれた八面四扉の精巧華麗な神輿が、豪華絢爛な13台の台車に先導され町中を巡行します。旗手の合図にラッパ衆が進軍ラッパを高らかに吹き鳴らし町内は祭り一色になります。紋付き袴に白襷姿の正装で行う所以は、安政4年、京都・仁和寺(御室御所)より、菊花紋章入りの神輿日覆と守護の鉄棒を下賜されたことに敬意をあらわしたものといわれています。『おかえり祭り』は北前船で栄えた頃の町衆文化を今日まで継承しています。
開催月日:5月第3土・日 白山市美川南町
夏
宇出津のキリコ祭八坂神社
高さ7mの奉燈50数本が町を練り歩き、2基の神輿を海や川、火の中に投げ込む勇壮な海の祭典。寛文年間(1661~1672年)に悪病が流行した際、京都の祇園社から牛頭天王(ごずてんのう=祇園精舎の守護神)を勧請し、盛大な祭礼を始めたところ、神霊と化した青蜂が悪疫病者を救った。喜んだ地元の人はキリコをかついで八坂神社へ詣でたのが始まり。
開催月日:7月7・8日 能都町宇出津
向田の火祭り伊夜比咩神社
みこしと大小の奉灯が大たいまつのある崎山広場に集まる。青年たちが長さ1.8m、周囲20cm余りのたいまつ約200本に火をともし、打ち振りながらかけ回って大たいまつめがけて投げつける。天をも焦がさんばかりに燃えさかる情景が大迫力
開催月日:7月31日 能登島向田
鎌祭り鎌宮諏訪神社
境内奥のタブの神木を祀り社殿はない。8月27日は前方にゴザを敷いて風鎮祭を行う。同地の旧家が2挺の鎌(約15センチ)を奉納し、これにシデと稲穂をつけて神前に供え、祭典後、当番代表が神木に鎌を打ち込む。
開催月日:8月27日 鹿西町金丸
秋
蛸島の秋祭り(早船狂言)高倉彦神社
近世中期後に漁業や交易で栄えた蛸島が、当時流行の歌舞伎や歌曲を古い早船行事に取り入れて特徴のある狂言を創めたものと思われ、芸能史上すこぶる注目されるのである。また、能登地方では地狂言が広く行われたが、現在は絶えて久しい。この意味においても早船狂言はきわめて貴重であり、かつ、地方的特色の顕著なものと認められる。
開催月日:9月10・11日 珠洲市蛸島町
お熊甲祭り(二十日祭り)久麻加夫都阿良加志比古神社
国の重要無形民俗文化財に指定されている奇祭。別名「枠旗祭り」「二十日祭り」とも呼ばれるこの祭りは、大陸の渡来神を祀る久麻加夫都阿良加志比古神社の大祭で、毎年9月20日に行われる。天狗面をつけた猿田彦が鉦、太鼓に合わせて踊りながら祭りを先導し、屈強の若い衆が20mもある真紅の枠旗を担ぐ勇壮な祭り。
開催月日:9月20日 中島町宮前
冬
ゾンベラ祭り鬼屋神社
神前で模擬的に農作業を演じて豊作を祈る「田遊び」神事。この芸能中に「そんぶり(豊かの意)」という文言が繰り返されることから「ゾンベラ祭」と呼ばれるようになった。
開催月日:2月6日 門前町鬼屋
御願神事(竹割祭)菅生石部神社
この地に大蛇が住んでいて、これを退治するために神事が生まれたといわれています。祭が近づくと大蛇になぞらえた大縄をつくり、青竹が約200本用意されます。神事は白装束の青年たちが、青竹を手に境内になだれこみ、石段や石畳にたたきつけ、青竹を割りつくします。青竹がほとんど割られたころ、青年たちは大蛇を拝殿から引き出し、境内の内外を引きずり回した後、橋の上から大聖寺川へと投げ込んで、神事はすべて終わります。割られた青竹は、見物人が自由に持ち帰り、これで凧を作れば凧はよく上がり、箸にすれば歯の痛みも止まると伝えられています
開催月日:2月10日 加賀市大聖寺
万歳楽土櫛比神社
鎌倉時代から伝わる豊作を祈願する神事で、宮司から稲束に見立てた白い祝い棒と若松を受け取り、舞い始める。大きく左右にふらふらとしながら、祝い棒と若松を振り上げたり振り下ろして独特の節回しで「大麦なんぞ、小麦なんぞ、大きに、太りて、実入りがようて」などと詞章を唱え、見物人らも「まんざーいろくと」と、繰り返し唱えて豊作を祈った。
開催月日:2月12日 門前町走出

